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飯塚 昭三(いいづか しょうぞう、1933年5月23日 [3]- )は、日本の声優、俳優、ナレーターである。東京俳優生活協同組合を経て、1988年からシグマ・セブンに所属[5]。血液型はO型。

目次

東京府(現・東京都)で生まれるが、小学生時代に母親の実家がある福島県磐城市(現・いわき市)に疎開し、高校卒業まで過ごす[6]。福島県立磐城高等学校在学中に芝居を始めて[3]、日本大学芸術学部に進学した後は在学中に劇団を結成し、日本各地で演劇を上演する[3]。日本大学芸術学部卒業後も仲間と劇団を組み、公演を行っていた。

洋画の吹き替えに出演したことがきっかけで、声優としても活動するようになった[3]。それ以降もさまざまな作品に声優として出演するが、一時期は病気により声がまったく出なくなったため、特撮「メタルヒーローシリーズ」第1作『宇宙刑事ギャバン』のドン・ホラー役を第10話で降板して半年間の休養後、アニメ『愛の戦士レインボーマン』の帝王ドンゴロス役で復帰する。次作『宇宙刑事シャリバン』で復帰した際も台詞は一言程度に抑えられたうえ、強いエコー補正をかけられるなど不調を匂わせていたが、それ以降は完全復帰して『機動刑事ジバン』まで8作連続で参加し、そのうち5作で首領の声を担当した。

後進の育成にも精力的であり、所属事務所シグマ・セブンの関連会社養成機関であるDOA The・声優塾の主任講師を務めている[3]。この他、2007年から専門学校アートカレッジ神戸にて「飯塚ゼミナール」という講義を行っている。

特撮作品への出演も続けており、例えば2010年には「スーパー戦隊シリーズ」第34作『天装戦隊ゴセイジャー』では物語序盤のレギュラーとして大王モンス・ドレイクの声を担当することになった。映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』では30年ぶりにドン・ホラー役に復帰し、『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』でも『シャリバン』で担当した魔王サイコの声を30年ぶりに担当した。「ウルトラシリーズ」の『ウルトラマンG』にも声優として参加していることから、「仮面ライダー」、「スーパー戦隊」、「ウルトラマン」、「メタルヒーロー」という日本の4大特撮シリーズすべて参加した初の声優でもある。特撮作品以外ではアニメなどにも頻繁に出演しており、2018年現在も現役で活動している。

福島県出身であり、東北弁(福島弁)を話せることでも知られる[2]。これまでに多数のアニメ・特撮作品で悪役の声を演じており、特に、特撮作品『仮面ライダーBLACK』の大神官ダロム、特撮作品『太陽戦隊サンバルカン』のヘルサターン総統、アニメ『魔神英雄伝ワタル』のドアクダーなど、首領・幹部クラスの役柄を多くこなしている。悪役以外にも様々なタイプの役を演じおり、アニメーション映画『リロ・アンド・スティッチ』やゲーム『クラッシュバンディクー』やゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」、テレビアニメ『人造人間キカイダー THE ANIMATION』などで、天才科学者の役も演じてきた。このように出演作は多岐に渡るが、主役を務めることは少ない。しかし2009年には『カールじいさんの空飛ぶ家』で主役のカール・フレドリクセンの声を担当した。

『人造人間キカイダー』のムック本が発売された際、その編集者から「30年間地球と戦い続けた男」という称号を送られたと嬉しそうに語っていた[8]。

書籍『キカイダー讃歌[9]』におけるインタビューにあたっては、部屋に入るなり、出版を記念して復刻されたハカイダーのスーツを目にするや「この年でかぶり物をやらされるとは思わなかった」と、頼まれていないのに自ら本物のハカイダーに扮している。

ボランティア活動にも積極的に参加しているが、その理由をこれまでの経歴にかけて「何度も地球を征服しようとした罪滅ぼし」と冗談めかして語ったこともある。また、「宇宙刑事シリーズ」等、音声はアフレコを前提とする特撮番組の収録の際は新人俳優に台詞の特訓をしていたこともあり、特撮番組に出演した経験のある俳優からも人望が厚い[10]。

過去に『超人バロム・1』においてドルゲを演じ、その後、ゲーム『ローグギャラクシー』でドルゲンゴアという名の類似したキャラクターを演じている。これは偶然であり、レベルファイブの日野晃博社長は「特に意味はない」と『ローグギャラクシー』収録の際に語っており、このため、飯塚が「昔ドルゲをやっていた」と言うと驚いていたという。ドルゲの特徴的な「ルロロロロロ…」という怪音は、本人によると脚本には「レロレロ」等としか書かれていなかった。飯塚は先んじて『好き! すき!! 魔女先生』で敵役のクモンデスの「チューカカカッ」という奇妙な鳴き声をアドリブで生んでいて、これがプロデューサーの平山亨に強い印象を残し、ドルゲでの起用となったという[11]。

声帯を痛めて『宇宙刑事ギャバン』を降板している間は声優の仕事はもうできないと考えていたという。『愛の戦士レインボーマン』で復帰できた時は有り難かったと述懐している。

日本大学在学中は、原節子と田中絹代のファンで、熱心に映画を観ていたという。そのため『千年女優』で立花源也を演じた際、主人公・藤原千代子を具現化するのも早かったという。声優をするために舞台活動をする若手声優に対し、「目的を他において舞台をやってほしくない」と苦言を呈している[11]。本人によると、この苦言の真意は「声優の仕事がない時の穴埋めとして、安易に舞台に立つ者がいるので、そういうことはやめてほしい。舞台に立つ以上は真剣に取り組んでもらいたい」とのことである。

内海賢二とは「昭ちゃん」と「賢坊」と呼び合うほど親交が深かった。しかし、その内海が、2013年6月に他界。同年10月に放送される『はじめの一歩』の第3期で内海の持ち役である鴨川会長の声を引き継ぐことになった。飯塚はオファーを受けた際、非常に悩みながらも「賢坊のまねはできませんが、僕なりに葛藤しながらこの役を精いっぱいやらせていただければ」と語っている[12]。

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ[編集]

1965年 1967年 1969年 1970年
  • あしたのジョー(1970年 - 1980年、タイガー尾崎、ゲリラ、木村会長 他)- 2シリーズ
  • 昆虫物語 みなしごハッチ(1970年 - 1974年、カマ吉おじさん、隊長)- 2シリーズ
1971年 1972年 1973年 1974年 1975年 1976年 1977年 1978年 1979年 1980年 1981年 upcoming fashion shows in delhi 1982年 1983年 1984年 1985年 1986年 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

劇場アニメ[編集]

1978年 1981年 1983年 1985年 1986年 1987年 1989年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1998年 2002年 2003年 2004年 2008年 2009年 2011年 2012年 2014年 2016年

OVA[編集]

1985年 1986年 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2006年 2007年 2008年
  • 機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線(マルティン・プロホノウ)
2010年 2018年
  • 幽☆遊☆白書 のるかそるか(煙鬼)

ゲーム[編集]

1990年
  • 雀偵物語2 宇宙探偵ディバン出動編(首領ドラー)
1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

吹き替え[編集]

映画[編集]

ドラマ[編集]

アニメ[編集]

人形劇[編集]

特撮(声優)[編集]

1971年
  • スペクトルマン(ガマ星人〈リーダー〉の声、ジェノス星人の声)
1972年 1973年 1974年 1975年
  • アクマイザー3(大魔王ガルバーの声、サイレーンの声)
  • 秘密戦隊ゴレンジャー(三ヶ月仮面の声、ツバサ仮面の声、角仮面の声、剣仮面の声、鉄人仮面テムジン将軍の声、火の山仮面マグマン将軍の声〈2代目〉、ゴールデン仮面大将軍の声)
  • 正義のシンボル コンドールマン(キングモンスターの声)
1976年
  • 宇宙鉄人キョーダイン(闇将軍ガブリンの声、アルファタ・ダダーリン王の声、デスフラッシュの声〈2代目〉、デスガッターの声〈2代目〉、タンクーダの声、ノコギリンの声、ワニンガーの声、カメレオンの声)
  • 秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン(ゴールデン仮面大将軍の声)
1977年 1978年 1979年 1980年 1981年 1982年 1983年 1984年 1985年 1986年 1987年
  • 仮面ライダーBLACK(大神官ダロム / 大怪人ダロムの声)
  • 超人機メタルダー(機甲軍団長凱聖ドランガーの声、戦闘ロボット軍団爆闘士ゴチャックの声、戦闘ロボット軍団烈闘士ザーゲンの声、ヨロイ軍団雄闘ウォッガーの声、機甲軍団暴魂アグミス1号の声、機甲軍団烈闘士ブルチェックの声)
1988年 1989年 1990年
  • 地球戦隊ファイブマン(ゴキラーギンの声、ブタルギンの声、コガネギンの声、タヌキツネギンの声、ゴリワシギンの声、サソリナマズギンの声)
1991年 1992年 1994年 1996年 1998年 1999年 2001年 2006年 2010年 2011年 2012年 2013年 2015年 2016年

ラジオ[編集]

CD・カセット[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

CMナレーション[編集]

その他[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『スーパードラゴンボールヒーローズ』では途中から稲田徹に交代。
  2. ^ 『ドラゴンボールヒーローズ』、『ドラゴンボールヒーローズ アルティメットミッション』シリーズ(無印、2、X)、『スーパードラゴンボールヒーローズ』

出典[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

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